為になるタルムードの教え

　真に心の貧しい人というのは、

　知性のない人です。

　奴隷でも、

　現状に満足していれば

　自由な人間と意識するだろうし、

　自由な人間でも、

　現状に不満があれば奴隷と言える。

　金をなくしても何も失わない。

　誇りをなくせば多くを失う。

　勇気をなくせばすべてを失う。

　愚か者は、

　自分の知っていることを話す。

　賢い者は、

　自分が何を話しているか知っている。

　自分より賢いものに負ける方が、

　自分より愚かな人に勝つよりも得。

　出会った人全てから、

　なにかを学べる人がもっとも賢い。

　幸運から不幸までの道のりは短く、

　不幸から幸運までの道のりは長い。

　我が子に仕事を教えないものは、

　我が子に盗みを教える結果となる。

　ヤギには前から近づくな。

　馬には後から近づくな。

　愚か者にはどこからも近づくな。

　捕まえた鳥を逃がしても、

　また捕まえられるかもしれないが、

　一度発した言葉は、

　二度と取り返すことができない。

　金を稼ぐのは容易だが金の使い方が難しい。

　貧乏は恥ではない。しかし名誉でもない。

　貧乏人には敵が少なく、

　金持ちには友人が少ない。

　自分の欠点を探す者は、

　他人の欠点が見えない。

　他人の欠点を探す者は、

　自分の欠点が見えない。

　人間は

　有るものを粗末にし、無いものを欲しがる。

　謙遜も度が過ぎると傲慢と同じである。

　賢人は自分の目で見たことを話し、

　愚かな者は人から聞いたことを話す。

　他人の口から出る言葉よりも、

　自分の口から出る言葉を聞くこと。

　殴られた痛みはいずれ消えるが、

　侮辱された言葉は永遠に刻まれる。

　沈黙は賢者をさらに賢くする。

　愚者は沈黙の寛容さを知らない。

　自分の肩書きを教えようとする人は、

　すでに自分の肩書を傷つけている。

　不純な動機から生まれる愛情は、

　その動機が消え失せた時に消滅する。

　恋する者は、

　人の忠告に耳を傾けないものです。

　子供は幼い時には厳しく叱り、

　大きくなったら叱ってはいけない。

　子供を叱る時は一度だけきつく叱り、

　いつまでも叱り続けてはいけない。

　子供と約束したら必ず守ることです。

　守らなければ、

　子供に嘘をつくことを教えることになる。

　正しい者は、

　自分の欲望をコントロールする。

　正しくない者は、

　自分の欲望にコントロールされる。

　金のために結婚する者には不良の子が育つ。

　世界でもっとも不幸な人間は、

　自意識が過剰な人間である。

　人には口が一つなのに耳は二つある。

　それは、自分が話すその倍、

　人の話を聞かなければならないから。

　賢い者が微笑するところを、

　愚か者は大きな声を立てて笑う。

　落とし穴を掘るものは、自ら底に落ちる。

　自分を知ることが最大の知恵である。